JALがハワイ線により一層の本気を出してきました!
2018/9/1より
「ハワイ線(成田発のホノルル・コナ)の
エコノミー及びプレミアムエコノミーに提供する
新しい機内食を発表しました。
日本航空執行役員の佐藤靖之さんが
日本航空が機内食にかける熱い思いを語ります。
日本航空とハワイとは長い歴史があり
非日常を感じていただけるよう努力してきましたが
より一層ハワイで豊かな時間を過ごしていただくために
機内食に力を入れていきたいと考えたとのこと。
美味しい機内食はもちろんのこと
健康的で、活力がみなぎるような
それでいてヘルシーな機内食を提供することをめざしました。
今回タッグを組んだのは西麻布に店を構える
「レフェルヴェソンズ」の
生江史伸(ナマエシノブ)グランシェフ。
「レフェルヴェソンズ」は
「ミシュランガイド東京」で二つ星レストランです。
店名の「レフェルヴェソンズ」は
活気、生み出すという意味があり
今回のJALの機内食のコンセプトにもなっています。
生江シェフが機内食を担当する際に苦労したことは
大量の料理を常に同じ状態で提供できるよう
レシピの詳細な落とし込み
(塩分のパーセンテージや煮込む際の温度や時間など)に気を使ったということです。
美味しいはもちろんのこと
深夜に提供される食事ということで
消化によいもの、健康に配慮した
機内食を提供したかったと語りました。
色々な国に飛ぶことが多い生江シェフですが
機内食を美味しいと思ったことがなく
このようなイメージを払拭できるような機内食を目指したとのこと。
自分の作った機内食を実際の機内で体験するために
何度か搭乗し、味が一定に保たれているか確かめるということです。
シックなメニュー表。
ジャン!!!
新メニューです!
・ビーフストロガノフとインカのめざめのマッシュポテト
・サイドは秋刀魚のエスカベッシュとフレッシュサラダ
・デザートは金時芋のモンブラン
・ロールパン
秋をイメージする食材である秋刀魚や芋、きのこなどを使用。
秋の色を想像した時にビーフストロガノフが浮かんだそうです。
ビーフストロガノフには生江シェフが印刷されたカバーがかかっています。
食器の下に敷いたペーパーも
ハワイの砂の風紋をイメージしたものになっていますので
ぜひチェックしてみてくださいね。
実際に試食させていただいた感想です。
一言で言うと全体的に
「奥深い味わいがありながらも優しい味」
ビーフストロガノフは
もっと濃い味を想像していたのですが
全体的にしっかり味が付きながらも濃すぎず優しい味でした。
奥深い味わい・・・というのがピッタリかも。
特筆すべきはビーフストロガノフの横で
存在感を示しているマッシュポテト。
インカのめざめを使用したマッシュポテトなのですが
その滑らかさに度肝を抜かれました。
写真でこのなめらかさが伝わるでしょうか。
ポテトの甘さを生かしながら
ビーフストロガノフの味を邪魔しない美味しさです。
秋刀魚のエスカベッシュは口に入れたとたん
ふわーっと広がる香辛料(グリーンペッパー)の香りがさわやか。
マリネされた野菜の酸味とマッチして
さっぱりと味わうことができ
単なるマリネとは一味もふた味も違います。
私はどちらかというと秋刀魚は苦手なのですが
おかわりしたいくらい美味しかったです。
金時芋のモンブランは
金時芋の優しい甘さを生かした
甘すぎないデザートに仕上がっています。
三層になっていて
真ん中にはカシスクリームが挟まっており
カシスの酸味で最後までサッパリ食べることが出来ました。
カロリーは全部で678キロカロリー。
食べ応えのあるメニューですが
かなり抑えられていると思います。
一緒に提供されるロールパンを控えれば
ダイエット中の方にも抵抗なく楽しんでいただけるのではないでしょうか。
ちなみにこのメニューは9/1から11/30までで
12/1からの冬メニューでは
「牛肉のブランケット フェットチーネ添え」
「ずわい蟹と小柱のオーロラソース」
「りんごのシナモンティラミス」が提供されます。
9月以降、成田からハワイに飛ぶ方
ぜひ美味しい機内食に期待してくださいね。
(2018/8/21)
この記事へのコメントはありません。